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MT-09 Tracerで初遠乗り-メルヘン街道・ビーナスラインを巡る(2015年6月7日)

ツーリングルート紹介

 MT-09 Tracerで初めて遠乗りツーリングしてきました。ツーリングルートは、
 上信越道下仁田ICから県道45号(西上州やまびこ街道)で塩之沢峠へ。塩之沢峠は県道45号の旧道で、塩之沢トンネル手前で左折になります。峠越えすると塩之沢トンネルの出口近辺に出ます。
 上野村で国道299号にぶつかったら左折、少し走ると「ぶどう峠」標識出てきたので右折し県道124号に入りました。「ぶどう峠」の頂上で休憩していたら目敏くトレーサーを見つけてくれて、トレーサー談義になりました。その人もセローとの2台持ち考えているみたいで、トップケースの載せ替え方法に悩んでいたようです。
 長野県に入り松原湖経由で国道299号(メルヘン街道)麦草峠方面へ。白駒池を見物し、麦草峠の当りで見覚えのある2台のバイクを目撃。何とヴィルーツーリングのメンバーでした。
 県道192号ビーナスラインで白樺高原方面へ、白樺高原夕陽の丘展望台で眺望を堪能し、佐久方面へ向かいました。国道254号内山峠バイパスを下り、再度下仁田ICに戻るルートでトレーサー初回ツーリング楽しんできました。
Google mapで作成したルート図貼り付けておきます。

MT-09 Tracerで高速道走行

 高速道の走行は単調なのでいつもは記事にしないのですが、初めてのトレーサー高速走行は感動しました。単気筒オフロード車ジュベルでの高速走行は、単気筒特有の振動と風にじっと耐えるだけでした。3気筒のトレーサーさすがに静かで、ウインドシールドの効果も大。850ccの排気量は、6速でも十分に加速できます。ジュベルは100km/Hの速度を維持するだけでも大変でしたが、トレーサーは、逆に速度超過に注意必要です。
 高速道走行の動画何の面白味ないのですが、初めてのトレーサー高速走行なのでページに埋め込んでみました。撮影区間は上信越道甘楽PAから下仁田IC間です。
アクションカムはフロントフォーク(写真)に取り付けて撮影しています。前輪が入り込んでしまうかもと思ったので、視野狭めてVGAモードで撮影したのですが、それでも画面内に前輪入ってしまいました。アクションカムの取り付けはもう一捻り必要ですね。前輪沈み込んで泥除けと干渉しない様にするのは中々難しそうです。
 動画の音量加工何もしていませんが、ジュベルと比べると気にならない程度のエンジン音です。静ですね。家を出発して甘楽PAまで約2時間ノンストップで行けました。ジュベルでは1時間程度の走行が体力的に限界でした。

塩之沢峠【群馬】越え

 塩之沢峠の走行動画です。若干路面荒れてましたが、ビッグバイクでも問題なく走行できました。
 トレーサーで初めての峠道走行だったのでその感想を少し。ビッグバイクなのでバイクの倒し込み苦労するのではないかと、おっかなびっくりコーナーに入ったのですが、意外と簡単にバンクしてくれました。オフ車ジュベルと同じ感覚でアウトでリーンさせても、それなりにバンクしてくれた感じでした。もともとライディングがヘタクソなのですが、コーナー出口で少し詰まってしまい、アウトで何とか切り抜ける無様なコーナリングが多くなってしまいました。コーナーからの立ち上がりはエンジンパワーのおかげである程度スムーズに立ち上げられたのでここは気持ち良かったです。ライン取りに問題ありそうなので、もう少し大型バイクに適したライン取りを研究する必要ありそうです。トレーサーをリーンアウトで乗るのも恥ずかしいので、何とかウイズ位ででヘアピンタイトコナーを廻れる様になりたいものです。
 バイクの慣らし中だったので、D-modeをスタンダードで走りました。慣らしが終わったら、よりレスポンスの高いAモードで峠走行試してみたいと思っています。

 それからブレーキ、切れ良くがっちり効く感じでした。ジュベルだと前輪ブレーキかけるとフロントの沈み込みを結構感じるのですが、トレーサーはバイク全体が沈み込む感じで、鋭くブレーキが効く感じでした。初めてのABS付きバイクなので、その影響なのでしょうか?
 バイクのテクニックを扱うページではないのでこの辺にしておきます。

ぶどう峠【群馬・長野】越え

 動画の加工が面倒になり、ついつい間が空いてしまいました。今回は、Microsoftが提供しているMovieMaker使って、早送りとキャプチャー入れました。走行の動画なので早送りで短くしてあります。動画のほとんどが早送りですが。保存する動画形式の選択誤って、両側に黒帯出来てしまいました。
 走行動画は、湯之沢峠から県道45号までの下り道、県道45号、国道299号、県道124号と乗り継いでぶどう峠頂上までです。早送り動画ですが、道路の状態は分かると思います。ビッグバイクでも問題なく走行できます。

 この峠は開けていて景色は良いです。
ぶどう峠で栃木県佐野から来たというセローライダーと会話しました。MT-09 Tracerを購入しようかと考えているみたいで、目敏く休憩中のMT-09 Tracer見つけて立ち止まったようです。Tracerその物もですが、トップケースの取り付け方法に関心あったようです。トップケースをセローと共用したいと思っているようなので、ヤマハ純正以外のトップケース装着方法を知りたかったようです。私の場合も、トップケースをジュベルと共用しようと思ったので、純正のトップケースでなくGIVIの物にしました。Tracer純正のリアキャリアは、ヤマハ純正のトップケースしか取り付けできません。そこで、ヴィルーさんに工夫して貰って、GIVIの取り付けブラケットを親亀子亀のようにして取り付けてもらい、GIVIのトップケースが装着できるようになりました。

ぶどう峠頂上で撮影

ぶどう峠頂上で撮影

ぶどう峠頂上のお地蔵様と石碑

ぶどう峠長野県側の北相木の案内図

松原湖とメルヘン街道白駒池へ


 ムービーメーカーでキャプション入れ加工したのですが、4:3VGAでは保存できないようです。今回も両側に黒帯動画になってしまいました。
 ぶどう峠から小海までの県道124号は、走行動画特に面白味なかったの割愛しました。今回アップロードした動画は松原湖から県道408号、国道299号(メルヘン街道)での峠道走行動画です。道幅も広く気持ち良く走れる峠道でした。

松原湖


あやめ越しの松原湖風景です。遠くに八ヶ岳が見える筈なんですけど。

松原湖風景です。


童謡「北風小僧の寒太郎」歌碑。作詞した井出隆夫氏は小海出身で、それに因んで松原湖に歌碑が作られたとの事です。

初めて知ったのですが、松原城という城が存在したみたいです。城主だった松原氏は、村上・武田勢に攻められて武士辞めてしまったとの事です。戦国期は厳しい時代だったんですね。

白駒池とビーナスライン走行

 白駒池を散策してみました。国道299号の駐車場から徒歩10分位で池まで行けます。ちょっとした山道なので、日ごろの運動不足がたたり、少々しんどい思いを味わいました。最初は登りで森の中を抜けて行きますが、一面コケで覆われており神秘的な森を感じられます。池は観光地化されておらず登山者の休憩場所という感じで、落ち着いた感じでした。
 散策後は、国道299号を進み、途中からビーナスラインで白樺高原へ。白樺高原夕陽の丘に展望台あったので景観を堪能しながら小休止。さらにビーナスラインを走行し、県道152号で望月方面に向かいました。
 国道142号、国道254号と乗り継ぎ、下仁田ICで高速道に入り帰路となりました。
  • 白駒池 時間:3分55秒
     白駒池は、麦草峠頂上のちょっと手前にあります。駐車場から徒歩10分位。散策兼ねて白駒池まで行ってみました。
  • 白駒池から白樺高原夕陽の丘展望台まで 時間:6分53秒
     白駒池散策後の走行動画です。途中ヴィルーツーリングのメンバーとばったり会いました。
  • 白駒池から白樺高原夕陽の丘展望台まで 時間:5分38秒
     白樺高原夕陽の丘展望台で休憩後のビーナスライン走行動画です。途中県道152号へ入り望月方面へ。

白駒池

 国道に直ぐ脇の白駒池散策コースの入り口
 森の中が散策コースになっています。コケに覆われた姿が神秘感漂わせています。
 白駒池

白樺高原夕陽の丘展望台

 白樺高原夕陽の丘展望台からの眺めです。黄色のつつじが綺麗に咲いていました。

MT-09トレーサーで初めての遠乗りまとめ

MT-09 Tracer 初遠乗りの感想

 今まで乗っていた250ccオフ車ジュベルとの比較になってしまうので、あまり参考にならないと思いますが、一応感想書いておきます。単気筒のジュベルと比べてはいけませんが、エンジンの静寂性は感動ものでした。これなら長距離ツーリングしてもそれほど疲労感を感じないで済みそうです。まだ慣らし運転の段階でスロットル開けてないので、バイク本来の性能味わった訳ではありませんが、十二分のパワーを感じられました。高速道走行では6速でも機敏に加速してくれます。峠道ではトルクも十分感じられました。ジュベルでは2段位ギア下げなければ登らないような登坂も、トレーサーならそのままスロットル開ければOK、楽ちんでした。 今回のツーリングでは、D-modeの切り替え試しませんでしたが、1,000km点検後に試してみたいと思っています。また違った感覚味わえるかもしれません。

燃費

 今回のツーリング、総走行距離は524.4km、消費ガソリンは21.65ℓでした。高速道と山間部道路(峠道含む)走行での平均燃費は、21.65km/ℓという事になります。850ccバイクとしてはまあまあというとこでしょうか。MT-09 トレーサーのタンク容量は18ℓなので、満タンで約390km走る計算になります。因みにジュベルは28km/ℓの燃費で、17ℓのタンク容量なので満タンで476km走れます。航続距離ではジュベルの方が安心感有ります。
 MT-09 Tracer給油のタイミングは、250km過ぎたらというふうにしようと思います。(燃料計の無いジュベル風の感覚です。)

足つきについて

 MT-09 Tracer購入にあたって、心配したのが足つき性でした。カタログスペックではシート高845mmとなっており、私の体格からしてちょっと高いかなという気がしたので、ローダウンリンク装着して15mm下げました。シート高も調節可能なので、ロー側で取り付けています。足つきの状態写真撮ってみました。ちなみに私の身長は170cmです。

ローダウンリンクを装着

足つきの状態。これなら安心感有ります。

トップケースの装着について

 ぶどう峠で佐野からのセローライダーさんと会話になった、GIVIトップケースの装着方法です。

ヤマハ標準のリアキャリアの上に、GIVI トップケースのステーを取り付けてもらいました。

プレートを取り付けてもらって、がっちり固定されています。